キャピタルゲインとインカムゲイン

米国株女子部みやかなです。日経平均の動きが激しいですね…。日本の株は外国人投資家からみるとボラティリティが高いと思われています。

ボラティリティとは値動きが激しいということです。

外国人投資家は円安のタイミングで値動きの激しい日本株に投資し、短期で利益を得る事を目的としています。FXのような投資手法ですね。長期投資というよりは短期で値上がり益を狙う投資方法です。

株は安い時に買って高い時に売ることができれば利益を得る事ができます。この保有していた株が値上がりし売却時に得る利益をキャピタルゲインと呼びます。

キャピタルゲインは株だけではなく不動産にも置き換えることができます。10年前に買った渋谷のマンションが現在は2倍で売却できたとしましょう。これもキャピタルゲインですね。資産価値が上がり市場で高く売れたということになります。

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例えばアマゾンは20年前に上場していますが、その時の1株はなんと2ドル以下だったのです。今は約1120ドル。560倍です。1000ドル(約10万円)分の株を買っていたとすると、56万ドル(5600万円)のキャピタルゲインを得ていたことになりますね。

20年前にアマゾンが世界第4位の売り上げを誇る大企業に成長すると誰が予測できたでしょう。おそらく誰も予測できなかったと思います。なにせ2ドルからの売り出しですからね。

では2017年から今後5年間、これまで以上にアマゾンが成長し続けられるかと言われれば、私は間違いなく成長は続くと思います。ジェフ・ベソスがCEOであり続ける限りアマゾンは進化し続けるでしょう。

ジェフベソスには確固たる経営ビジョンがあります。それは常に顧客視点であり続けるということです。

彼の物事の中心は常に「お客様」です。顧客のニーズにこたえることをトッププライオリティとし、そのための投資は惜しみません。ものすごいスピードで粘り強く新サービスを打ち出し続けられる、そんな人物がジェフ・ベソスなんです。

彼は飛行機に乗るときはエコノミーで、給料は1000万円程度なんだそうです。もちろん自社株を大量に保持していますので資産は相当なものですが、ドライな性格で、ベンダーと忖度することはありません。常にコスト意識をもって顧客第一でビジネスを運営しているのです。

アップルのジョブズが亡くなり、マイクロソフトのビル・ゲイツが第一線を退いている中で、最強の男ジェフ・ベソスが今後も世界を席巻していくことは容易に想像できます。

さらにアマゾンは株主に配当金を出しません。
IT企業株は配当金がない分、キャピタルゲインを狙った投資で利益を得る事ができます。

ただ今の激しい競争社会の中でアマゾンがこれから10年成長し続けられるかと言うと少々疑問が残るのです。

というわけで私個人的にはキャピタルゲインを狙った投資は中期で見ていく必要があると思っています。

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長期投資に向いている米国株は何か?

では長期投資に向いている米国株は何か。これは配当金を出してくれる企業です。

株主が企業から受け取る配当金をインカムゲインと言います。
不動産の世界のインカムゲインとは「家賃収入」のことになりますね。

配当金を出している会社は、キャピタルゲインを狙う米国株よりも地味で手堅い企業が多い印象があります。

以下の表は、なんと50年以上も配当を出し続けている企業です。
皆様も聞いたことがある企業が多いのではないでしょうか。

50年以上の連続配当

P&Gはなんと57年間も株主に配当を出し続けているのですね。しかも年々配当を上げてきている株主を大切にする会社。なんともアメリカらしいです。

配当の推移を示すグラフです。Dividendsとは配当金という意味です。
1994-2014年まで増配し続けていますね。

P&Gが平均配当利回り3%ほどです。
3%の利回りを57年間再投資し続けると….

1000万円を元本として利回り3%で投資し続ければ、預金に比べ、4400万円も増えていくのですよ。

これはあくまでもキャピタルゲインは含みませんので、毎年もらえる配当金を再投資するだけで、複利効果でこれほどまでにお金が増えていくのです。

キャピタルゲインはその企業が成長していかなければ、増えていくことはありません。
アメリカでは会社が赤字でもインカムゲインを出し続ける企業があるのです。自分の身を削ったとしても株主に還元をする、これが米国株の良いところです。

米国株は基本このインカムゲインの複利効果を使って長期的に資産を増やしていく手法を取られている方が非常に多いです。その意見に私も大いに賛成です。

ただやはりIT企業に勤めている身としては、キャピタルゲインを狙った投資も挑戦していきたい!
というわけで、私自身は、中期で持つ株と長期で持つ株をそれぞれ分けて考えています。

キャピタルゲインを狙った投資は、その会社を知らない人にとっては危険です。特にIT株はバブルになりやすく、企業の本来の価値と比較し何倍もの株価になる場合が多いのです。

一方でインカムゲインを狙った投資は、ゆっくり確実にお金持ちになることができる唯一の方法だと思っています。

どちらがどうという訳ではないですが、自分自身の性格と年齢を加味して投資手法を選んでいく必要があると思います。

年齢が若ければ、多少の冒険をしても取り返しがつきます。しかし50代、60代になってからキャピタルゲインを狙った成長株に投資することはあまりオススメしません。やはりリスキーだからです。

インカムゲインを中心とした長期投資は米国株だけではなくETFといった選択肢もあります。
次はこの辺のお話をしていきたいと思います。

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